お金が御本尊様という価値観

この世の中の問題は、一皮むけば、たいていみんな「お金」の問題である。

自ずと「お金」が絶対価値のようなつもりで、それを御本尊様にして生きている人が大半ではないだろうか。

 

そうした人は、お金をエサに騙されて、また、お金を人質に騙される。

うまいもうけ話に投資もすれば、預金が危ないと言われてカードを盗まれもする。

 

最期、死ぬときには、どうしたって「お金」も資産も丸ごと置いて、裸で死んでいかねばならないのだ。

絶対価値が、この世の約束事としての相対価値にすぎないことをしって、それを絶対価値として執着していた分だけ高い位置から奈落の底に落ちていかなければならない。

 

そうして裸で死んだあとに、同じお金を絶対価値とするハイエナたちに、丸ごとむしり取られしまう。